目次
問題の背景
小型PCのMicroPC2を使っていて、ふと気づいたのがキーボード配列の問題でした。
MicroPC2の内蔵キーボードは英字配列(US配列)なのですが、日本語のBluetoothキーボードを接続すると、キーの表記と実際に入力される文字が異なってしまうのです。
例えば、日本語キーボードの「@」を押しても、実際には「[」が入力されてしまう…これでは正直使い物になりません。
最初に試したこと(失敗談)
レジストリ編集による解決を試行
最初は「レジストリをいじってBluetoothキーボードだけ日本語配列として認識させればいいんじゃない?」と考えました。
しかし、実際にレジストリを色々と調整してみても、思うように動作してくれませんでした。
その他の試行錯誤
レジストリ以外にも様々な方法を試してみましたが、結局どれもうまくいかず…
Windows11の仕様なのか、根本的な解決は難しいようでした。
最終的な解決策:USkey2JPを活用
解決のアプローチ
色々と試行錯誤した結果、以下のような運用方法で落ち着きました:
- Windows側のキーボード設定をJIS配列に固定
- USkey2JPというソフトを使用して英字配列をエミュレート
- USkey2JPをスタートアップに登録
具体的な運用方法
普段の使用時(内蔵キーボード):
- USkey2JPが動作している状態
- JIS配列の設定だが、ソフトウェアでUS配列として動作
外付けキーボード使用時:
- USkey2JPを一時停止
- JIS配列の設定のまま、日本語キーボードが正常に動作
この解決策のメリット・デメリット
メリット:
- 内蔵キーボード、外付けキーボードの両方が使える
- 設定の切り替えは比較的簡単
デメリット:
- 根本的な解決ではない
- ログイン時はJIS配列になるため注意が必要
- ソフトウェアに依存する
注意点
ログイン時の対策:
ログイン時はUSkey2JPがまだ起動していないため、JIS配列での入力になります。
ただし、PINでのログインを設定しておけば、この問題はほぼ解決できます。複雑なパスワードを日本語配列で入力する必要がなくなるからです。
まとめ
完璧な解決策とは言えませんが、実用的には十分使えるレベルまで改善できました。
同じような問題で困っている方の参考になれば幸いです。
もし他にもっと良い解決方法をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください!
使用ソフトウェア:
- USkey2JP(US配列エミュレーションソフト)
対象環境:
- Windows11
- MicroPC2(または類似の小型PC)
- 日本語Bluetoothキーボード